今代司酒造(新潟市)
創業は明和義人の時代
江戸時代後期の明和、1767年に初代但馬屋で酒業界に創業。今代司酒造(株)は、新潟駅から徒歩15分という街中にある新潟地酒の蔵です。今代司酒造(株)のある沼垂(ぬったり)と呼ばれる地域は古くから発酵食の町として知られており、由緒ある町となっています。今代司酒造(株)の特徴は、全国でも珍しい醸造用アルコールを一切使用しない全量純米蔵となっている点があり、蔵では天然湧水100%による仕込み水、全て酒造好適米を使用した酒造りが行われています。
全量純米酒仕込みに至るまで
今代司酒造(株)もかつては普通酒や本醸造酒の生産を行っていましたが、納得の行く良質な酒造りに徹するために、平成15年からは蔵で作る酒は全て米と水だけで造る純米酒以上としており、以来、高品質な酒を造り続けています。送り出される酒は新潟産米だけを使うことはもちろんのこと、仕込み水も35~40km先から毎週運んでくるなど非常に丁寧に、手の込んだ造り込みが行われています。
代表銘柄「今代司」
今代司酒造(株)の代表銘柄としては商品名「今代司」となり、バラエティーに富んだ内容になっています。蔵では商品に関して、真っ直ぐ、凛とした、通好み、粋を極める、季節、祝い、麹、挑むをコンセプトとして提供をしており、日本酒ファンならずとも分かりやすい内容となっています。例えば、真っ直ぐでは天然水仕込み純米酒 今代司、特別純米酒 今代司(五百万石)がラインナップされています。
凛としてでは純米吟醸 今代司、純米大吟醸 今代司があり、通好みでは超辛口純米酒 今代司、純米吟醸 熟成生原酒 今代司があるなど、高品質な日本酒が提供されています。ユニークなものとしては挑むがあり、ここでは1年ごとに新しい挑戦を展開した商品が仕込まれ送り出されています。
酒蔵見学が出来る
今代司酒造(株)では、かつて仕込み蔵として使用されていた蔵を見学することができます。蔵は明治蔵と対象蔵の2つがあり、蔵元や蔵人による酒造りや歴史の説明を受けることができ、試飲をすることもできるようになっています。