笹祝酒造(新潟市)
農業と漁業が盛んの地域
笹祝酒造(株)は新潟市の南西部に位置する西蒲区松野尾にあり、地元では通称、弥彦街道と呼ばれる道路に面しています。
蔵元のある松野尾地区は「米百俵」の逸話にも登場する三根山藩があった地域としても知られており、古くから農業が盛んで海も近いことから魚介類も豊富で、現在、一帯には広大な田園風景が広がっています。
新潟地酒として新潟人によく合う味わい
笹祝酒造(株)では地域に根差した酒造りが行われており、送り出される商品は、料理に合う、淡麗で切れ味良い日本酒に仕上げられています。
新潟地酒としても地元から強く支持を集めており、実際、これまでは県外への出荷が行われていない蔵元でもあります。
酒造りの歴史
笹祝酒造(株)の創業は、明治32年に行われ、現在では5代目蔵元 笹口孝明氏を中心として酒造りが行われています。
蔵元では「酒造りはイメージから」をモットーに掲げており、地元の消費者や販売店を第一に考えた酒造りは商品にも表れています。
醸造する日本酒の種類
笹祝酒造(株)で造られる日本酒には多くの種類があります。現在ラインナップされてるものとしては、大吟醸、吟造り、淡麗、竹林爽風、笹印、レギュラー、その他、樽酒があり、それぞれに数種類の商品が提供されています。
各種類の代表商品としては、大吟醸では「入魂の技 大吟醸」があり、酒米として山田錦と越淡麗を使用し精米歩合40%の最高の逸品に仕上げられています。吟造りでは「吟造り 純米酒」があり、精米歩合55%、酒米は山田錦が使用され上品で芳醇な味わいの日本酒になっています。
淡麗純米酒「青竹」「竹林爽風」
淡麗では淡麗純米酒「青竹」があります。純米酒の旨みを持ちながらスッキリした呑み味が特徴になっており、酒米には山田錦が使用されています。竹林爽風は、伝説の酒米としても知られる亀の尾と新潟産となる雪の精が使用された特別本醸造となり、爽やかな飲み口とスッキリとしたまろやかな味わいを持つ地酒の逸品となっています。
研究成果を突き詰めた「純米無濾過」
多くの商品の中でも、笹印シリーズの「笹印 純米酒無濾過酒」は笹祝酒造(株)が最近の研究成果を生かした日本酒になります。
商品は酒米に山田錦が使用されており、純米の豊かな味わいと爽やかさとともに、無濾過のため酒本来の旨みのある日本酒に仕上げられています。