【例文付き】退職祝いの心のこもったメッセージの書き方!言葉の順序や意識すること
定年、結婚、その他の理由でこれから退職する方が身近にいる場合、退職祝いのメッセージはどのように書いたら良いのか、悩んでいる方もいるのでは?
どのような理由の退職であれ、今まで仲間として一緒に働いていたことに変わりはありません。
そのため、退職祝いのメッセージを書く際には、人生の門出を祝う言葉や感謝の言葉などを書くと、相手に気持ちが伝わる素敵な文章となります。
この記事では、退職祝いの心のこもったメッセージの書き方について、意識することや例文とともにご紹介します。
1. 退職祝いのメッセージのポイント
退職祝いに贈るメッセージには、これまで勤めてきたことに対する労いやお祝いの言葉、感謝の言葉、そして今後の生活を願う言葉を書くのがポイントとなります。
こちらに退職する方との具体的なエピソードをプラスすると、オリジナリティがあり気持ちのこもった文章になります。
エピソードを書き添えることで「こんなことがあったな」「部下はこう思ってくれていたのか」など、退職する方に会社での思い出を振り返ってもらいましょう。
どういった刺激を周りに与えてきたのか、会社にどのくらい自分が貢献していたのか、などをメッセージで伝えることができれば、退職する方としても気持ちよく次に進むことができるでしょう。
また、メッセージを書く際には、祝い事であるため死や苦、枯れる、切れるなどの縁起の悪い言葉は避けます。
退職後も相手の活躍や幸せを願って、心のこもったメッセージを贈りましょう。
退職祝いの言葉の順序と例文
在職中は何かとお世話になったことや指導してもらったこともあるでしょう。
したがって、退職祝いでは、今までの感謝とこれからの活躍を願う言葉を書くように意識すると良いでしょう。
ここでは、退職祝いの言葉の順序に触れながら、一般的な言葉・短い言葉・家族に対する言葉に分けて、例文をご紹介していきます。
①退職祝いの言葉の一般的な例文
順序としては、まず、退職を祝う言葉、今までの感謝や職場でのエピソードを交えたコメントなど、プレゼントなどがあればそのことに触れます。
そして、最後に、今後の活躍を祈ることと、変わらないお付き合いを願う言葉で締めくくるのが一般的です。
以下は、退職祝いの言葉の例文です。
・「ご定年(結婚)おめでとうございます。仕事の際は何度となく励ましやフォローをいただき本当に感謝しております。一緒にお仕事ができて多くのことを学ぶことができました。」
・「ささやかではありますが、一同より記念の品物をお贈り致します。今後は趣味やご夫婦での楽しい、充実した時間をお過ごしください。本当にありがとうございました。」
・「ご定年おめでとうございます。○○さんには公私ともにお世話になり、本当に感謝しています。一緒に仕事ができたことは、私にとって宝物のような経験となりました。これからの益々のご活躍をお祈りしています。」
②短い退職祝いの言葉の例文
小さいメッセージカードなどに、短い言葉を書くような場合もあるかもしれません。
短い言葉で退職祝いのメッセージを書く場合にも、退職を祝う言葉と、今後の活躍を祈る気持ちを表すような書き方をします。
・「ご定年おめでとうございます。今後もお健やかに豊かな日々をお過ごしください。」
・「ご結婚おめでとうございます。新しい門出を心からお祝い申し上げます。」
③家族に対する退職祝いの言葉の例文
家族に対しての場合は、もう少し砕けたフランクな書き方でも良いかもしれません。
その場合、「お父さん」や「お母さん」と親しく呼びかけながらも、感謝の気持ちを表すような書き方をします。
・「お父さん、定年おめでとう。長い間お疲れ様でした。いつも家族を支えてくれたお父さんに感謝しています。これからは趣味や夫婦での時間を満喫して充実した毎日を過ごしてください。本当にお疲れ様でした。」
・「お母さん、定年おめでとうございます。家族のために、仕事が大変な時も美味しいご飯を作ってくれて本当に感謝しています。これからは、少しゆっくりとした時間を楽しみながら、いつまでも健康でいてください。」
退職は寂しいながらも今後の希望があることです。見送る側、見送られる側ともに寂しい気持ちはあるでしょうが、大切なのはこれからの健康や活躍を願う言葉と、感謝の気持ちです。
そうした気持ちを伝えるために、メッセージカードはとても便利。いつまでも、大切にしてもらえる宝物になるかもしれません。
退職後の生活の送り方は年齢や退職時の状況により様々ですが、ともに仕事をした仲間や大切な家族からもらうメッセージはかけがえのないものとなります。
いつ見返しても相手が元気になるような、前向きな言葉が良いですね。
自分なりに心のこもった言葉でねぎらいの言葉を伝えるようにしましょう。できれば、直筆で書くとより良いです。