長寿祝いの読み方一覧!還暦から百寿までの基礎知識まとめ
長寿祝いの読み方をすべて知っている方は少ないです。還暦、古希、喜寿……文字は知っていても、読み方まで覚えていませんよね。そこで、今回は長寿祝いの読み方一覧を紹介!還暦から百寿までの基礎知識とともに、読み方を解説していきます。
これまで、還暦や古希以外の長寿祝いを知らなかった方や、知ってはいるけど読み方がわからない方は本記事を参考にしてください。還暦から百寿までの主要な長寿祝いの読み方をまとめて覚えておきましょう。
目次
1、長寿祝いの読み方を覚えよう!還暦から百寿まで徹底紹介!
家族や親戚が長寿祝いを迎える際に、その長寿祝いの読み方を知らないと恥をかいてしまいます。数多くの長寿祝いが存在しますが、すべての読み方を覚えている方は少ないです。
その理由として考えられるのは、一般的な読み方をしない漢字も含まれているという点です。特殊な読み方の長寿祝いは、なかなか覚えられないうえに、間違えて覚えている方も多いです。そもそも、還暦や古希以降の長寿祝いを知らない場合もあるでしょう。
そこで、今回は還暦から百寿までの長寿祝いの読み方を紹介します。
還暦 | 古希 | 喜寿 | 傘寿 | 米寿 | 卒寿 | 白寿 | 百寿 | |
読み方 | かんれき | こき | きじゅ | さんじゅ | べいじゅ | そつじゅ | はくじゅ | ももじゅ |
年齢 | 60歳 | 70歳 | 77歳 | 80歳 | 88歳 | 90歳 | 99歳 | 100歳 |
カラー | 赤 | 紫 | 紫 | 金 | 金 | 紫 | 白 | 白 |
上記は、今回紹介する還暦から百寿までの読み方、年齢、カラーまとめです。それでは、それぞれの詳しい由来や内容について知りたい方は各項目をみていきましょう!
・還暦(かんれき)
読み方:かんれき
年齢:60歳
カラー:赤
由来:干支が一周して生まれた「暦に還る」ことが由来
長寿祝いの中で最も有名なのが還暦(かんれき)です。最初に迎える長寿祝いなので、読み方を知っている方も多いはず。還暦は、干支が一周して、生まれた「暦に還る」ことに由来します。
そして、生まれたての赤ん坊が身につける産着が魔除けの赤だったため、還暦でも生まれ代わりの意味を込めて赤を身につけます。還暦に赤のちゃんちゃんこや帽子を身につけるのは有名ですよね。
昔は還暦が長寿祝いとされていましたが、現在では現役の方も多い年齢です。日本の平均寿命から考えても、還暦はまだまだ若いといえるでしょう。それでも、最初の長寿祝いとして還暦を迎えた方にはお祝いをしてください。
・古希(こき)
読み方:こき
年齢:70歳
カラー:紫
由来:中国の詩人・杜甫の「人生七十 古来稀なり」に由来
古希(こき)は、70歳の長寿祝いです。中国の詩人・杜甫の「人生七十年古来稀なり」という一節に由来します。この一節は、「70歳まで生きることは珍しい」といった意味があります。当時は、70歳まで生きることはまれであり、長寿として認められていました。
また、古希の「希」という字は、一節と同じ「稀」が使われていました。ただ、「稀」は常用漢字ではないため、より簡単で読みやすい「希」が使われ、現在は古希となっています。
そして、古希のイメージカラーは紫です。紫は、高貴な色として知られており、古希を迎えた方にふさわしい色です。プレゼントには紫のアイテムを選びましょう。
・喜寿(きじゅ)
読み方:きじゅ
年齢:77歳
カラー:紫
由来:「喜」の草書体が「七の重なり」に見えることに由来
喜寿は「きじゅ」と読み、77歳の長寿祝いです。喜寿は「喜」という字の草書体が「七」の重なりに見えることが由来しています。室町時代から始まった長寿祝いで日本が発祥です。還暦や古希を除いて、喜寿以降の長寿祝いは漢字の成り立ちが由来の日本発祥であることが多いです。
そんな喜寿のイメージカラーは古希と同じく紫。こちらも、高貴な色合いとして長寿の方にふさわしいことからイメージカラーとして定着しました。
・傘寿(さんじゅ)
読み方:さんじゅ
年齢:80歳
カラー:金色
由来:「傘」の略字が「八十」と読めることが由来
傘寿の読み方は「さんじゅ」です。”かさじゅ”と間違いやすいので注意してください。傘寿は、「傘」の略字が「八十」に見えることから80歳の長寿祝いとなりました。そんな、傘寿祝いのイメージカラーは金色です。
金色も品がある色合いとして知られており、プレゼントに黄系のちゃんちゃんこや洋服、花束を贈ることが多いです。また、傘寿という名前にちなんで、傘をプレゼントする方も増えています。
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身近に80歳を迎える方がいる場合、傘寿のお祝いには何を贈れば喜んでもらえるのか、悩んでいる方もいるでしょう。
・米寿(べいじゅ)
読み方:べいじゅ
年齢:88歳
カラー:金色
由来:「米」という字を分解すると「八十八」と読めることに由来
米寿の読み方は「べいじゅ」です。間違いやすいですが”こめじゅ”ではありません。米という漢字を分解すると「八十八」と読めることから米寿と名付けられました。
また、昔は米寿の名にちなんで、米の祝いとも呼ばれることもあったようです。ちなみに、米寿祝いのイメージカラーは傘寿と同じく金色です。
・卒寿(そつじゅ)
読み方:そつじゅ
年齢:90歳
カラー:紫
由来:「卒」という字の略字が「九十」と読めることに由来
卒寿の読み方は「そつじゅ」です。「卒」という漢字の略字が「九十」に読めることから卒寿と名付けられました。日本の平均寿命から考えると、卒寿あたりからが現代の長寿祝いといえるでしょう。米寿からわずか2年後の長寿祝いなので、忘れないように覚えておいてください。
卒寿のイメージカラーは紫です。傘寿や米寿は金色でしたが、卒寿は古希や喜寿と同じく紫になります。卒寿は、金色ではないので注意しましょう。
・白寿(はくじゅ)
読み方:はくじゅ
年齢:99歳
カラー:白
由来:百という字から一を引くと「白」になることに由来
白寿の読み方は「はくじゅ」です。”しろじゅ”ではないので注意しましょう。百(100)という漢字から一(1)を引くと白(99)になるため白寿と呼ばれています。卒寿から9年後の長寿祝いで、日本では長寿と呼ばれる年齢です。
白寿のイメージカラーはその名の通り白です。花束やプレゼントを渡す場合は白を意識したものにしましょう。ただ、真っ白だと殺風景になってしまうので、少し色の入ったものがおすすめです。
・百寿(ももじゅ)
読み方:ももじゅ
年齢:100歳
カラー:白
由来:100歳の長寿祝いなので百寿
百寿の読み方は「ももじゅ」です。”ひゃくじゅ”とも読む。百寿はその名の通り、100歳だから「百」という漢字が使われています。また、百寿は1世紀を迎えたことに由来し、紀寿(きじゅ)とも呼ばれます。
百寿のイメージカラーは、白または無色。基本的には白寿と同じイメージカラーです。プレゼントを渡す際は白を基調としたイメージカラーを意識してください。
まとめ
還暦から百寿までの読み方と基礎知識を紹介しました。還暦や古希の読み方は知っていても、その後の読み方を知らない方は多いです。それぞれの読み方と基礎知識を本記事でおさらいしておきましょう。
また、今回は主要な長寿祝いを紹介しましたが、ほかにも長寿祝いが存在します。例えば、百寿のあとは、108歳の茶寿(ちゃじゅ)、111歳の皇寿(こうじゅ)、120歳の大還暦(だいかんれき)などがあります。こうした長寿祝いも一緒に覚えておくと役に立つので、ぜひ知っておいてください!